異年齢児保育とは、さまざまな年齢の子どもを同じクラスで一緒に保育することです。
子どもたちが遊びを通して身につける自主性・積極性・自立心・善悪の判断などは、保育士の語りかけで理解するより、子ども同士の遊びの中から肌で感じ取っていく面が多くあります。同年齢保育と比較した場合、異年齢保育は遊びの幅がダイナミックに広がり、子ども同士の伝え合いの中で子どもの心に育つものが、私たちが期待する以上に大きいことを実感できます。
兄弟姉妹の減少や、近所での子どもたちの交流機会が減っている現代だからこそ、異年齢保育を通じて年長者と年少者が見習うこと、思いやることなど互いに刺激し合い、社会性を身に付け、共に育ち合うことを大切にします。
子どもの様々な能力は、遊びを通して総合的に発達を遂げていきますが、子どもが主体的・積極的に遊びを取り組むことで、より多くの豊かな経験が得られます。
コーナー保育では、保育士が子どもの発達を見通し、また季節の遊びも取り入れながら、「やってみたい!」と意欲が湧くような環境を設定していきます。正しい答えを教えることや早く結果を出すことよりも、子どもの主体性を尊重し、その遊びを持続して楽しみ、考えを巡らせたり試したりするプロセスを大切にしていきます。